第75号 国外転出時課税制度

今月のharatax通信のテーマは「国外転出時課税制度」です。

 今年の7月から株式等を1億円以上所有している人が国外に転出するときは、その株を譲渡したものとして所得税が課税されることになります。

  自ら国外移転をしなくても、1億円以上株式等を所有している人が亡くなり、海外にする相続人がその株式等を相続する場合にも、この課税が適用される点に注意が必要です。

  多額の株式を所有している人の相続で相続人が海外に居住している場合、遺産分割によっては相続税以外に所得税がかかるということです。

  手続や税金計算が煩雑ですので、国外転出時課税制度が適用されそうな相続の場合には、早めに税理士に課税関係を確認した方がよいと思います。

第75号「国外転出時課税制度」(15.6.15)